1024日(土)に令和2年度学位論文(博士後期)中間発表会が開催されました。

今年度はコロナ禍で授業をはじめあらゆる行事がオンライン化される中、換気に配慮しつつ3密を避けた広い教室に学生と教職員がゆったりと座ることで、初めて対面での発表会を行うことができました。4月の入学式が中止になり、春学期の授業もすべてオンラインで行われたため、発表を行った4名の1年生は入学試験で顔を合わせて以来、同期の仲間とで対面するのは1年ぶり。いずれも緊張を強いられる場面での対面ではあるものの、「入学以来、初めて登校した」と語り合う学生たちの表情には、仲間や先生方と直接コミュニケーションできることの喜びにあふれていました。

※仕事の都合で対面発表会に参加できなかった2年生1名については、後日オンラインでの発表会を開催しました。

発表会では、運動部活動に新たなスポーツ教育モデルを構築しようという研究のほか、虚弱高齢者の健康維持増進に寄与することが期待されるエクササイズの研究、健康経営を推進するための取り組み、健康づくりとSDGsを結びつけたプログラムの導入に関する研究など、現在のスポーツウエルネス分野における課題に実践的に取り組む意欲的なテーマが並びました。先生方から厳しい指摘を受ける場面はあったものの、学位(博士)取得に向けた第1歩を踏み出したことで自分の研究の現在地を確認すると同時に、多くの課題が見つかった1日となりました。