スポーツ健康関連分野で活躍されている学外の方を講師としてお招きしている「トップセミナー」が、10月23日(日)に開講されました。

第1回目は、「見附市の健幸都市推進の政策的視点」というテーマで新潟県見附市の久住時男市長にご登壇いただき、健康施策とまちづくりが一体となった同市の取り組みとその成果についてご講演いただきました。

「健康長寿社会を創造するスマートウエルネスシティ総合特区」にも指定されている見附市は、地方都市にありがちな「車優先」のまちづくりから「歩く」まちづくりへと脱皮するため、様々な施策を打ち出しています。市長が代わってもまちづくりの方向性を継続維持するために「見附市健幸基本条例」や「見附市歩こう条例」を制定し、これと並行して社会参加(外出)できる場づくりや市街地の賑わいづくり、公共交通の再整備等の環境を整えてきました。その結果、住民間に共助の気持ちが芽生えてコミュニティの再編につながり、地域活動が活性化。自律的な生活を営む高齢者が増えると同時に、自分たちが暮らす地域に愛着を持つ子どもたちも増えていると言います。

久住市長の強いリーダーシップの下、先進的なまちづくりによって健康が健“幸”となり、地方創生にもつながる取り組みに受講者一同、大いに刺激を受けました。

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